パンドラバッテリーなしでPSPにCFWを導入する方法を紹介します。
CFW導入済みのPSPも不要です。
ですが、一見、敷居が低くなったかのように思えるのですが、条件が結構厳しいかも?
とはいえ、条件さえそろっていれば、ネット上からDLしたツールのみでPSPハックが可能ですので、未導入の方はチャレンジしてみてください。
※今回、ぶっちゃけ検証できていません。
一応、このツールはPSP2000のみと明記されており、私は2000を持っていないのデス。
1000でもできるかどうかやってみようかと思ったのですが、まずFW5.03にできないorz
アップデートファイルを読み込んでくれない…
とりあえずやりかただけをさくっと紹介しますので、実行は自己責任で。
特に1000ユーザーは、実際にできるかどうか微妙なところなので、この方法はやめといたほうが吉。かも。
用意するもの
FW5.03の、対策基板ではないPSP2000(1000)
FW5.03しか対応してません。5.03未満の方は、公式FW5.03を探してアップデートしましょう。
残念ながら、それ以上にあげてしまっている方は、現状手の施しようがありません。
基板について詳しくはこちら→「PSPハック概要」
↓の「Easy ChickHEN CFW installer」に、基板の型番を調べるツールも同梱されていますので、対策基板かどうかわからない方は下記手順①~③で確認してください。
Easy ChickHEN CFW installer
ChickHEN Revision 2
①ChickHEN起動
ChickHEN Revision 2をDLし、解凍すると、↓こんな感じになってます。
まず、h.binを、MSのルートに入れます。
~PSP1000の場合~
「PHAT」フォルダを、MSの「PSP」内の「PHOTO」フォルダに入れます。
~PSP2000の場合~
「SLIM」フォルダのなかに、更に「ChickHEN」フォルダが入ってます。
この「ChickHEN」フォルダを、MSの「PSP」内の「PHOTO」フォルダに入れます。
※「PHOTO」フォルダには他になにもいれていないほうがよいかも。
ここでいったん、USB接続を切ります。
XMBの「設定」→「本体設定」→「文字セット」から、「US(437)」を選びます。
次に、XMBの「フォト」から「ChickHEN」を選びます。
(1000の場合は「PHAT」)
このあとは、○ボタンは押さず、下ボタンを押してただスクロールさせます。
(スクロールしないほうが起動率が高い場合もあり)
バグったような画面になったら、自動で再起動します。
フリーズして電源が落ちてしまったら失敗です。
※起動率は各々の環境によりけりっぽいんですが、ウチの環境だと、
電源入れる⇒5秒経過の間にXMBのカーソルを動かす⇒「ChickHEN」起動(スクロールしない)
で、わりと安定して起動するようになったかも。
それでも何回も起動失敗します。
いろいろ試してみてください。
↓のは3000でのみ検証済みですが、劇的に起動率があがったわけではなかったです。
1000でも対応してるかどうかわからないんですが。
※起動率向上したというMOD版もリリースされてます。
ただし、無線LAN使用のアプリが動かなくなったりする模様。
(MOD版のDLはこちら。「h.bin」ファイルを入れ替えるだけでOK)
※起動率100%を謳ったslim.tiffもリリースされてます。
これは2000のみ対応かな?
(「slim.rar」 のDLはこちら。「slim.tiff」を「ChickHEN」フォルダに入れて上書きすればOK)
本体情報が 「5.03 ChickHEN R2」となっていれば成功です。
ただこれ、一度電源を切ると元に戻ってしまいますので、都度このスクロール手順を行うことになります。
②Easy ChickHEN CFW installer導入
PSPをUSB接続します。
「Easy_ChickHEN_CFW_installer_without_Pandora_v1.0.exe」を起動します。
「NEXT」を押すと、PSPのドライブを指定する画面になりますので、「change」ボタンを押して、接続されたPSPのドライブを選択します。
あとは適当に画面指示にしたがってインストールを完了させましょう。
↓↓
再びUSB接続を切ります。
XMB「メモリースティック」の「ゲーム」項目に「Recovery Flasher」と「PSPident」ができていればOK。
③基板チェック
まずは、「PSPident」を起動しましょう。
(対策基板ではないとわかっている場合は④の手順へ行ってください。PSP1000も確認必要ないです)
↑この画面で基板が確認できます。
赤丸の部分が「TA-088 v3」のPSPは、CFW導入不可ですので、これ以降の手順には進まないように。
画像のはPSP3000なのでこれももちろん導入不可。
ISO起動などを可能にする擬似的なCFW機能の実装は可能です。
こちら→「PSP3000でCFWの機能を動かす!」
(2000の対策基板でも手順はほぼ同じです)
④CFW導入
「Recovery Flasher」を起動します。
二行目の「AGREE, now take ~」を選択すると、↓のような画面になると思います。
※初めてCFW導入する方は、まず「Backup Flash content」を押してフラッシュのバックアップをとっておきましょう。
赤○部分が「FW5.00」であることを確認し、「Install M33 CFW~」を選択し、×ボタン。
↓
「reset(foemat) settings as well」を選択し、×ボタン。
CFW導入が開始されます。
完了するまで、ボタン操作はNGです。
↓
「press any button to shutdown・・・」と表示されれば完了です。
何かボタンを押すとシャットダウンします。
↓
再度電源を入れましょう。
本体情報が「5.00M33-4」になってればOKです。
これでパンドラバッテリなしでCFW導入ができます。
CFWのバージョンアップ方法はこちら→「CFWのバージョンアップ方法」
一つ警告、というか注意点なのですが。
なにかの拍子でPSPが壊れてしまったような場合のことも考慮し、パンドラバッテリは用意しておいたほうがいいです。
CFW上で通常バッテリをジグキックバッテリにするなり、最近はだいぶ安価になってるツールバッテリを購入するなりして、万が一に備えておきましょう。
マジックメモステはPC上からでも作れますが、PC上でエラーになって作れないような場合は、PSP上で作っておいて、こちらも万が一に備えておきましょう。
もちろん、NANDバックアップも忘れずに。→「NANDバックアップ・リストア方法」