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ゲームの話やら改造の紹介やら。更新停滞中。ゲームタイトルカテゴリはネタバレありきなのでご注意。  管理人@アキヤマ
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今期見ていたアニメが最終回を迎えましたので、感想なぞを。
激しくネタバレ・辛口含みます。





テイルズオブジアビス

ゲームは未プレイです。

主人公ルークの性格がうざいとのことで有名ですが、
ぶっちゃけ、主人公の性格よりも、主人公に対する周囲の言動のほうが断然うざかった
まぁ、うざいっていってもそこまで「すげーうぜー!」って感じではないんですが。

個々のキャラクター単体としてはいいんだけど、対ルークになったときの発言・態度、どれも一環してうざい。

なぜかというと全面的に主人公が悪いのだ。と、思うのです。
でも主人公も単体としてみればそこまで悪くないような気もする。
(いや、うざいはうざいんだけど。こういうキャラはサブでいればあんま気にならないんじゃないか?そんで主人公がかっこよく諭したり殴ったりすればいいんだよ)

ルークをうざくしてるのは周囲にこそ問題がある。と、私は思えてならない。
中盤からルークは人格が変わる。
でも周りのうざさは相変わらず健在。
唯一イオンだけは好きだった。

全体的なストーリーや世界観、設定、キャラクター個性などなど、いい素材がそろってるようで、噛み合わずに素材が素材同士でつぶしあってるような。

個人的な好みの問題だけど、「え、もう立ち直っちゃうの?」「え、そんなんで許しちゃうんだ?」とか、そんなことが多すぎて「あぁ、もう、ハイハイ。」ってかんじ。
誰でもいい。一発、ルークを殴ってやれよ。と始終思ってました。
口で責めるばかりで、それも説教じみてるわけでも責め立てるわけでもなく、ただただみんな嫌味をねちねち言ってるようにしか聞こえない。
これが例えば学園ものだったらわりと好きな展開なんですが、ファンタジーでそんなことやられましても。。って感じです。
しかもねちねち放った嫌味もそのまま放置でどこにも拾われてないんだもんなぁ。
やるせない・・・。
(ルークの人格が変貌したのは、みんなにねちねち言われたからなわけじゃなくて、街一つ滅ぼして大勢の人間死なせたっていう『事件』があったからで、もしこの『事件』がなかったら大して変わってなかったんじゃん?と思うと、拾われてるとは思えない。その前からずっとねちねち言ってる人はいたわけだし…)

こういう設定で必ずやらなきゃならんであろうアイデンティティの模索がすげぇ大雑把だったのも、なんともいえませんね。
こういう設定で、しかもRPGという要素も含み合わせて、「主人公の成長」を描くべきだったんじゃないかと、思うのですが、この作品の場合、「成長」というより「変貌」だったわけで。
アニスも言ってたけど「いっきなり変わっちゃって~」って、まさにそうなんですヨ。
成長過程ぜんぜん描かれてない。
あとティアがルークを好きになる過程がいまいち伝わってこなかったなぁ。
「好き」って言いだしたときは、思わず「どのへんで!?」とテレビに聞き返したよ…。

もひとつアイデンティティに関しては、アッシュが非常にうざかったんですけど…。私だけ?
「劣化品」と罵りながら「オレは認めねぇ!お前はオレなんだよ!」って、この矛盾の答えのようなものをしっかり明確に発言させるなりバックボーンを描くなりしてくれてもよかったんじゃないか?
「感じろ!」ってことなのだとしたら、少なくとも私には…ムリ…。
いや、実際『感じるもの』はあったんだけど、それが共感できるものじゃなかったんだよな、少なくとも私には。
(たとえばアッシュが自分自身を「できそこないのクズ」だと思っていたりして、もちろんそう思う理由もきちんとあったりしたならもちっとスムーズに入っていけたような気がするんだよ)

あとルークがアッシュを姫だっこしてるシーンとかいまいち意味がわからなかったのだが…。
理解力たりねぇのかな…。

なんかもっと、王道パターンを踏襲すべきだったんじゃないのかな~って箇所が多かったです。
変に奇をてらいすぎじゃね?っていうか。
ナタリアの出生に関するエピソードとか、どうでもいいとこ(失礼)は王道パターンのくせに…。

そしてエンディングはなんともかんとも…FF9でしたね…。。

 
 

屍姫

ガイナックスだけあってアクションシーンはやはり目を見張るものがある。
原作は知らないけどストーリーはよくまとまってるし、各エピソードの「見せ方」、「もっていきかた」も良かった。

戦闘でできる傷とかが非リアルなのでそこでだいぶ萎えるんだけども。
顔が腫れない・ゆがまない。あ、一部作画崩壊でゆがんでたけど。リボン姫とか。
美少女アクションものだからしょうがないんだけどさぁ。
首から上は狙わないって、ドッヂボールかよ。
キズはぜんぶ切り傷って、打撲とか折れたりとかしないのか?赤くなってるけど血が噴出したりしないのは
映像規制なのか、屍姫の特性なのかよくわからんし。
スカートがやぶれるのはデフォって、おいおい。しかもノーパンって、おいおい。

キャラクターデザインがだいぶガイナ寄りになってるけど、元々がバリ男性向けなデザインなので、まぁあまり好感はもてませんね。
おっぱいに両面テープでも張ってんのか?みたいな服装とかも含めて。
もしくはそれ水着ですか?みたいな。
お前何着制服もってんだよ、とか。
充分ストーリーで勝負できる内容なのに、なぜあんなにも媚び媚びなのか…。


あと難点としてはヒロインの下手さだろうか。
1話とかまともに聞いてられないのだが…

話数を重ねるごとに多少うまくなっていくのだけど、舌っ足らずな感じがまずキャラに合ってないような気がするよ。
声質は合ってるのにもったいない。
声質だけでいうと高山みなみとかけっこう近い気がするよ。
でもムリに低い声出してるのがバレバレで、要所要所で痛々しいんだけどさ。

逆にオーリの舌ったらずな感じと下手さ加減はキャラにマッチしてたので許容範囲内という感じ。
でも、さすがに主人公二人がカミカミなのは激しくどうかと思うぜ。
せめてどっちかはプロ使っとこうゼ。みたいな。
アニキ役の藤原さんはベテランだったわけだけど、途中退場された後は聞くに堪えないシーンの連続でどうしようかと思ったほどで。

ところで黒猫の声がどうにも植田加奈に聴こえるのは私だけでしょうか。

 
 

ソウルイーター

鋼の錬金術師に続くガンガン×ボンズ。
ボンズが10周年記念と銘打つだけあって、気合の入った良作アニメでした。
レイトショーのふざけっぷりも面白かったし、1年のスパンでやってて作画崩壊がぜんぜんなかったのがまずすごいです。
このへんはさすがボンズと言わせてもらいましょう。

シリーズ構成は売れっ子作家大和屋暁(銀魂、シムーン、おジャ魔女どれみ、デジモンシリーズ)、
監督は元・東映の五十嵐卓也ふたりはプリキュア、桜蘭高校ホスト部、少女革命ウテナ、おジャ魔女どれみ)

こうして代表作並べると、ずいぶん毛色の違う作品に挑んだものだと感服します。
まぁ女の子モノが多いのには頷けますね。
二人とも女の子の描写うますぎでしょ。
暁さんは目立ちたがりな性格がうかがえるおヒトなので、レイトショーはまさしく暁ワールドで楽しかったです。


マカの声に批判的な意見もあるけど、原作読んでないんで声質は気にならなかったな。
演技面は成長が観られるのでぜんぜん良し。
序盤はたしかにヘタなんだけど、それだけでこのアニメを観ないのはアホかと言いたいですね。
それにヘタっつっても、屍姫に比べたら数段うまいと思うぜ。
ベテラン・中堅・若手・新人がバランスよく配置されてるので、声に関しては文句なし。
ホスト部のハルヒ・環・ハニー先輩・双子、エウレカセブンのエウレカ、ハガレンのマスタング大佐なんかが出ててるのでまぁ、ほぼコネなわけですけど。

原作知らないのでなんともいえないんですが、ソウルイーターというわりにソウルの出番少ないのが気になったかな。
あれ?今週セリフあった?みたいな。
一応「デスサイズになる」(マカ視点でいうと「デスサイズにする」)が序盤コンセプトっぽいけど、それでいうと話が明後日の方向にいきすぎな気もします。
(ってゆうかキャッチコピーは「おまえの魂いただくよ!」なんだけど、それってデスサイズになるための手段なわけでしょ?)
CMでよく聞いた「~~ソウルはデスサイズになる!」ってアレ、まさに『看板に偽りアリ』(絶望先生ネタ)ってゆうか、ぜんぜんそんな話じゃないじゃん!!ってことですヨ。
正直、初期CM見て私は「ありがちなファンタジー×学園ものね(呆)」くらいにしか思ってなかったし。
魂を食う=ソウルイーターってなに、ダジャレ?ダさっとか、普通に思ってましたし。。
そう思っていたからこそ引きこまれるストーリー性があったわけだけど、「あぁ、アリガチなアレな感じのね・・・」と視聴者を突き放しかねない愚行はどうかと思うよ。
ぶっちゃけ、五十嵐監督と大和屋先生と、ボンズというネームバリューがなければ見続けてなかったかもなぁ。

もちっと序盤から「VS鬼神」を掲げたコンセプトで良かったんじゃないかな。
序盤から「狂気」を練りこんで、コンセプトもそれに合わせていってよかったんじゃね?
それかもしくは、序盤はもちっとしっかり学園モノをやればよかったんだよな。
「死神武器職人専門学校」そのものの出番すくなすぎないか?
(出番ってのは舞台や背景としての、ってことではなく、まぁ組織としての存在意義的な意味合いで)
そいで終盤になっていきなり目立ちすぎじゃないか?
ギャグとしてはおもしろいけど、作品全体の質としては褒められたモンじゃないと思うのだが。
だってあんなの絶対噛ませ犬じゃん・・・ってゆうのがわかりきってるから。
あくまで描いているのって、マカ達主人公チームの成長やら友情やら「心」であって、あんな反則技出てきてそのままハイ勝利!ってなるわけがないわけで。。
終盤あきらかに詰め込みすぎて尺足りてなくね?と思ったら引っ張りすぎじゃね?みたいな感じになってなんとも間が悪かったのを思うと、そんなお遊び要素いらなかったんじゃないのと思わずにはいられないわけで。

最終回、ぶっちゃけソウルイーター全話のなかで一番つまんなかった。
バトルシーンは文句なしの爽快感を味わえ、微妙な心情の機微やエピソードに涙し、強大なものに立ち向かっていくキャラクターたちに共感できる。ソウルイーターはそんな話だった。
でも最終回だけは、それらが皆無に等しかった。
広げた風呂敷たたむのに一所懸命になりすぎちゃったんだろなぁ。
マカVSアシュラより、ブラック★スターVSミフネの最終決戦のほうがよっぽど深くて面白かったと。


まぁ、なんにせよブルーレイボックスが出たら買っちゃいそうです。
今期のアニメでは一番面白かった。 





機動戦士ガンダムOO セカンドシーズン

どうせ4クールやるならわざわざ分けるなよ。と、観る前は思ってたわけですが、観てみたらコレがなんともかんとも。逆に大成功だったんじゃないでしょうかね。

単純に年月の経過というのもありますが。
(ブラッド+でもストーリー中盤で唐突に「そして○年後」とかあったけど、いきなりすぎてついていけない)
なんといっても変に間延びしなかったのが良かった。
4クールもやるとどんなアニメでも絶対どっかで間延びするもんだ
「なくてもいいエピソード」が存在する。
現にガンダム作品のオハコ、「総集編劇場版(OVA)」がそれを物語ってるわけで。

2クールごとにわけることで割とうまいこと凝縮されていたと思う。
また、登場キャラが少なめなのも良かったのかな。
総登場数はそれなりでも、スポットあたるキャラがわりと限られてて、その分大味にならずに緻密に描かれていたと思うのです。

ただ、ストーリーが陳腐なんだよなぁ~~。。
次どうなっちゃうのかな?というワクワク感もたいしてなかったし。
続きは気になるんだけど大体予想つくし、そうくるか!みたいな予想外な展開とかもなかったし。
キャラクターに助けられてる典型的なパターンだったかと。
そもそもでヒントとか答えとか視聴者に与えすぎなんだよね。
でも主人公側は知らなくて、視聴者が完全に視聴者目線なわけだけど、
この辺はコードギアスに通じるところがあるんだけど、あっちは肝心なとこが謎だったりしたし。
その謎も気になる要素満々だったのに対し、OOの謎ってそこまで気にならないっつか、「やっぱりか!」みたいな。
「やっぱりそうくるか!」ばっかりだったんだよ。

リボンズなんかさ、初登場時から怪しいの目に見えてたわけだし。
ロックオンが刹那に銃向けたときとか、どうせ撃たないんだろと思ってたらホントに撃たないんだもんなぁ
もっとわくわくハラハラする展開が欲しかった。
もしくは撃ったとしてもどうせ刹那の耳の横とか下とか潜り抜けて髪の毛が2,3本パラリ…ふぁさ…みたいなことになるんだろ!とか。
もしくは「なんで撃てないんだよ!」と地面に銃を叩きつけて嗚咽するロックオンとか。
それが残念なところでした。
あそこでアレルヤが止めに入ってすったもんだの挙句全然関係ないのに撃たれたりするくらいの展開が欲しかったわけだ。
流れ弾に当たるでも可。
「ア、アレルヤーー!!」と視聴者テレビに釘付け。
「おまえなに余計なことしてんのー!!」みたいなのが欲しかったんだ…。
それはたとえばゼータでカミーユがジェリドやクワトロ大尉をいきなり殴って、あまりの唐突展開で「エーーー!!」ってなったときのようなハラハラ感。

先に「凝縮されてる」とは言ったけど、ストーリーが薄っぺらいので、キャラクターの心理描写とか削るだけ削ってストーリーだけを追うような形式にすれば、1クールで事足りるんじゃね?と。
とりあえずモノローグと独り言ぜんぶ削れば相当短くなるよね!


水島監督のいう「新しいガンダム」は達成できていたとは、思うのです。
ストーリーは希薄だけど、キャラクター重視なところとか。
歴代ガンダムって、逆だと思うのです。
ストーリーは壮大なんだけど、個々のキャラクターの心情はそこまで深く掘り下げていない。
(わりと視聴者の想像に委ねてる気がする。00はひときわモノローグとか独り言多い。)
特にWとかその傾向が顕著かと。
OVA観るまで、ヒイロの心情なんかこれぽっちもわからんかった。
分かろうともしなかったし、分からないように作ってるもんだと思ってたし、分からなくていいんだと思ってた。
ヒイロのモノローグなんてあったっけ…?って感じだし、口数も少ないし、基本無表情だし。
傾向としてはヒイロと刹那ってかぶるんだけど、そのへんで大きく違うなぁ、と。

ただね、やっぱりね、全体的には面白かったんだけども、シャーマンキングや鋼の錬金術師や大江戸ロケットなんかと比べると「おまえこんなもんじゃないだろ!?」と思ってしまうわけです。
まぁ『ガンダム』というブランド作品だから仕様がないのかもしれないけど、私の好きな水島節が全然感じられなかったのが残念でなりません。


1期・2期通して脚本を黒田洋介一人で執筆していたのも注目点ですね。
おかげでストーリー破綻は皆無。
これも4クールぶっとおしだったら、一人で執筆というのは困難だったでしょう。
くさすぎる台詞の数々も、黒田節ならではで、個人的には好きです。

でも「新しいガンダム」「二度もぶった!」とか、ぶっちゃけいらなかったよね。
なに媚びちゃってんだよ。と、ちょっとげんなりした。
(だってアレ、別に二度もぶつ必要なかったよね。言わせるために殴らせたよね。
ブライト艦長がたかが3才下のアムロに対して恐怖感を抱きながら、必死に虚勢張りながら、アムロのためを思って真っ向からぶつかっていこうとしたのとは訳が違うよね)
ガンダムに狙ったギャグなぞいらん。そんな新しさなぞくそくらえじゃ。
ガンダムで笑えるシーンっていうと、シュールとか、ユーモラスに富んでるとか、そういうのであって、こういうギャグシーンってなかなか稀有だとは思うんですが、こういうので視聴者に喜んでもらうのは浅はかだと思う。
笑わせられずに笑われてるのと同じだよ。
特に前作の『SEED』『SEED・D』が『ファースト』『Z』のオマージュ作品だったんだから、三番煎じもいいとこ。


炭酸が生きていたことにはびっくりしたよ。
なんですか?コードギアスのオレンジといい、噛ませ犬⇒最終的に勝ち組はもうデフォなんですか?
しかしこういう展開はイイ。
こういうビックリ展開を主人公チームにもわけてやれ。


そいで劇場版決定
しかも2010年って、来年ですか!
来年ってことは、これもうテレビシリーズと並行で作ってる可能性もあるわけで…。
少なくとも企画はできててそれに合わせてテレビシリーズのラストも調整してあることでしょう。
(ハガレンがまさにそんな感じだったから)
いやぁ、がんばってほしいですね。
まぁ、水島・黒田のコンビならSEEDのようなことにはならないだろうし、ウキウキ待ちます。

 

黒執事

シリアスとギャグのバランスが悪すぎて終始破綻しまくっていた。

たぶん、マンガの小さいコマでちらちらギャグ要素入ってももそんな気にならないんだろうけど、アニメだと、どのシーンも画面は同じ大きさだから、ギャグ要素が悪目立ちすんだよな。
例えばアレだ。タナカさんがミニマム化する場面を見開きぶちぬきで唐突にはさまれるような。

素でイラっとくるんだよな。随所で。
こんなのをアニメ化するような世の中になったんですねぇ・・・な感じ。

ただ、なんだかんだで私はわりと好きでした。

なんだかんだで毎週楽しんで観てました。
でもどうしても1話1話のなかで「おもしろい部分」と「くそツマンネな部分」がきっぱり分かれる。

ギャグはギャグとしてそっちに特化してもそれはそれでおもしろかったと思うし、
血なまぐさいシリアス一辺倒でもおもしろかったと思う。
問題はそれらが噛み合っていないことなんだ。
原作は違うのか?
原作でも同じなんだとしたら、編集さんもちっとなんか軌道修正してよ・・と思わずにいられない。
オカルト要素はイギリスというお国柄を考えればまぁフツーなのかな。
でも終盤ソレに偏りすぎてて殊更バランスが崩壊していたような。
リアルな世界観のなかでギャグが織り交ぜられ、ファンタジーな世界観のなかでシリアスにストーリーがすすむという。。。
見せ方によってはおもしろいんだろうけど(そして実際に面白い回もいっぱいあったけど)、全体を通してちぐはぐに思えたのが痛手です。
だから福山の登場シーンは全体的におもしろいんですよね。
ファンタジーな世界観でギャグをやってるから。

途中から次回予告でおふざけが入るようになったのもイラっとくんだよな・・
「おまいらこういうの好きなんだろ」っていう制作側の心の声が聞こえてくるようで。。。

お笑いでいうところの、「ネタフリ」「ボケ」「ツッコミ」「オチ」の四段階において、 このアニメの場合フリもないのに唐突にボケが入り、ツッコミ不在でボケをスルー、フリとボケを生かすことなくオチ。みたいな。
 

最終回は脚本も演出もあまりにチープでゲラゲラ笑っちゃったんだけど…
エリザベスとか必要なの?あれ。あの指輪のエピソードちゃんちゃらおかしくって今時あんなシーン入れようと思う奴がいるのか…と、べっくらしたよ。
こういう古典的演出をド真剣にやってるからちぐはぐに感じるんだよなぁ。「ねぇ、それギャグじゃないの?本気?」みたいな。
例えばギャグマンガ日和を小畑健巨匠が超真面目に描いたりするくらいの違和感がある。
ワンピースが真珠夫人もびっくりなくらいのドロドロの恋愛劇になっちゃうくらいの違和感が。
小さい子供にも人気のNARUTOでグロを理由にアニメ放送できないキャラがいる違和感…って、これだけ実話。(アニメでは存在ごとなかったことになったらしいよ!)


ただ、最後がバッドエンドだったのは文句なしに称賛です。
原作がまだ続いてる?わけだし、どうせ「戦いはまだまだ続く…」的エンドになるんだろ、どうせ!と、わりと序盤から思っていて、あわよくば第二シーズンとかやっちゃうような感じにするもんだと思っていたのですよ。
まさかまさかの展開で、しかも救いナシかよ!っていうのもなかなか良かったんじゃないかな。
救いようのないバッドエンド。
主人公は復讐を遂げて散っていく。ただそれだけ。
主人公が最後死んじゃう話は過去いくつか見てきたけど、どれも「彼が死ぬことによって世界は平和に」的なラストなんですよね、当たり前のように。
「彼は私たちの心のなかにいる」みたいなね。「いつかまた会えると信じてる」みたいなね。
だからラストシーンだけは素直に良かったと言えます。







 

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